目 次


第1章 序 章

1.1 土の締固め

1.2 締固めの歴史

1.3 Proctor による体系化

1.4 我が国における締固めの経緯

1.5 本書の目的と構成



第2章 土の締固め特性と締め固めた土の工学的特性

2.1 締固め曲線

2.2 締固めエネルギーにより異なる締固め曲線

2.3 土質による締固め特性の違い

2.4 土の締固めと工学的特性との関係

2.5 締め固めた土の含水比変化による影響



第3章 締固めに関する試験法と施工管理の考え方

3.1 現場における締固め施工

3.2 締固め施工における施工管理

3.2.1 Proctor の提案した施工管理

3.2.2 我が国の締固め施工管理

3.3 締固め特性を調べる室内試験

3.3.1 試験方法

3.3.2 試験方法に関する補足説明

3.3.3 室内突固め試験の役割

3.4 現場における施工管理

3.4.1 密度による施工管理

3.4.2 空気間隙率,飽和度による施工管理

3.4.3 土の力学特性による管理

3.4.4 工法規定方式による施工管理

3.4.5 含水比管理の重要性

3.4.6 ぜい弱岩の締固め

3.5 現場における締固め度の計測方法

3.5.1 密度の計測方法

3.5.2 含水比の計測法

3.5.3 強度,剛性,変形性の計測

3.5.4 工法管理における施工法の決定

3.5.5 施工管理の頻度

3.6 最近の施工管理

3.6.1 ローラの走行軌跡管理による施工管理

3.6.2 振動ローラの加速度応答による施工管理



第4章 締固め機械

4.1 締固め機械の歴史

4.2 最近の締固め機械の種類と特徴

4.2.1 土工用振動ローラ

4.2.2 タイヤローラ

4.3 舗装用ローラ

4.3.1 マカダム(3 輪)ローラ

4.3.2 タイヤローラ

4.3.3 タンデム振動ローラとコンバインド振動ローラ

4.3.4 振動タイヤローラ

4.3.5 振動マカダムローラ

4.4 小型締固め機械

4.4.1 ハンドガイドローラ

4.4.2 プレートコンパクタと前後進式プレートコンパクタ

4.4.3 ランマ

4.5 締固め機械と土の締固め特性

4.5.1 締固め回数と表面沈下量の関係

4.5.2 締固め回数と乾燥密度の関係

4.5.3 締固め及びCBR と含水比の関係

4.5.4 締固め性能とCBR による性能評価

4.6 ローラの仕様と締固め性能の関係

4.6.1 静線圧と乾燥密度

4.6.2 動線圧

4.6.3 振動振幅及び振動輪質量と締固め能力との関係

4.6.4 鉄輪の接地圧分布,スリップ,および締固めの関係

4.6.5 振動ローラ走行時の土中土圧

4.6.6 振動ローラの土中土圧の予測式

4.6.7 振動ローラの振動加速度の土中伝搬

4.7 最近の振動ローラの締固め性能

4.7.1 振動タイヤローラ

4.7.2 厚層転圧用振動ローラ

4.7.3 8 角形振動ローラ

4.8 締固め機械の選定と使用時の留意事項

4.8.1 各土質に適する締固め機械

4.8.2 締固め機械の作業能力の試算

4.8.3 コーン指数とトラフカビリティ

4.8.4 土工事における締固め機械の選定フローの一例



第5章 情報化施工の導入

5.1 盛土工事に情報化施工を適用する場合の留意点

5.2 情報化施工とは

5.2.1 背景

5.2.2 従来型の施工管理における問題

5.2.3 建設を取り巻く環境の変化

5.2.4 新しい観点からの情報化施工の必要性

5.3 情報化施工導入の目的

5.3.1 情報化施工導入のメリット

5.3.2 情報化施工の各フェーズでの実施

5.3.3 新しい観点からの情報化施工

5.4 日常の施工管理における情報化施工

5.5 近年実用化されている情報化施工技術

5.5.1 盛土の締固め管理における情報化施工

5.5.2 TS 等による出来形管理技術

5.5.3 建設機械の3 次元マシンコントロール

5.5.4 施工情報の統合管理技術

5.6 振動ローラの振動挙動変化を用いた施工管理手法

5.7 情報化施工による効果

5.8 情報化施工により得られた結果の工学的な利用法

5.8.1 品質管理における検討事項

5.8.2 従来手法の抜取検査と全数検査との比較

5.8.3 計測データの統計的管理の必要性

5.8.4 従来の抜き取り検査に関する考察

5.8.5 情報の処理と活用

5.9 情報化施工を活用するために



第6章 道路における締固め施工法と施工管理の考え方

6.1 高速道路における締固め施工の変遷

6.2 高速道路盛土の標準構成と機能

6.2.1 高速道路盛土の標準構成と機能

6.2.2 通常盛土の設計

6.2.3 高盛土および大規模盛土の設計

6.2.4 構造物裏込め

6.3 品質施工管理の方法

6.3.1 盛土材料と品質管理手法

6.3.2 現場密度測定方法

6.3.3 材料試験から品質管理までの手順

6.4 高速道路盛土における品質の実態

6.4.1 高速道路における品質管理

6.4.2 施工機械別の締固め特性の把握

6.5 高速道路盛土における盛土の強度変形特性

6.5.1 実態調査

6.5.2 高速道路盛土の強度特性の提案

6.5.3 加速度応答法による変形係数の推定



第7章 空港造成における締固め施工法と施工管理の考え方

7.1 空港の用地造成

7.2 海上空港と山岳空港の造成方法の違い

7.2.1 海上空港

7.2.2 山岳空港

7.3 空港造成において採用された締固め工法

7.3.1 振動ローラによる薄層転圧工法

7.3.2 重錘落下による動圧密工法(DC 工法)

7.3.3 大型タンパーによる振動締固め工法(MVY 工法)

7.3.4 サンドコンパクションパイル工法(SCP 工法)

7.4 空港造成における施工管理基準

7.4.1 品質管理基準

7.4.2 出来形管理基準

7.5 関西国際空港における締固め施工管理基準と各締固め工法の改良効果

7.5.1 施工管理基準

7.5.2 各締固め工法の改良効果



第8章 フィルダム工事における締固め施工法と施工管理の考え方

8.1 フィルダムの概要と技術的変遷

8.1.1 フィルダムの定義と分類

8.1.2 フィルダム建設技術の変遷

8.1.3 フィルダム材料締固めの技術的変遷

8.2 フィルダム材料に求められる品質および確認方法

8.2.1 フィルダム材料に求められる品質

8.2.2 現場盛土試験

8.3 フィルダム材料の盛立

8.3.1 フィルダム材料盛立の際に留意すべき条件

8.3.2 フィルダム材料の盛立

8.4 品質管理

8.4.1 現場での直接管理

8.4.2 試験による管理

8.4.3 観測計器による管理



第9章 管路埋め戻し工事における締固め施工法と施工管理の考え方

9.1 管路工事における埋め戻しや締固めの特徴

9.1.1 管路工事における埋め戻しや締固め

9.2 埋戻し材量の種類と材料の品質管理

9.3 埋戻し工事における土の締固め方法

9.3.1 埋戻し工事における土の締固めの課題

9.3.2 埋戻し工事における土の締固め施工法 197

9.4 埋戻し工事に行ける締固めの施工管理基準

9.4.1 締固めの施工管理基準

9.4.2 工法規定方式による締固めの施工管理基準

9.4.3 埋戻し・締固めの施工管理に関わる注意事項

9.5 管路工事における地震対策を考慮した締固め施工法

9.5.1 下水道管路の地震被害

9.5.2 下水道管路の埋戻し・締固めに関する技術的提言 201

9.6 融解スラグ混合土等による締固め

9.6.1 室内基本的物理試験

9.6.2 足踏み及び足踏み+木だこ併用転圧試験

9.6.3 遠心載荷模型実験

9.7 特徴的な施工事例

9.7.1 矢板の抜き跡処理

9.7.2 締固めが困難な事例